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お墓参りの服装——普段着でいい理由と、避けたいもの、掃除をする日の格好

お墓参りだけなら、普段着で大丈夫です。気をつけるのは、色より足元と、掃除をするかどうかです。

普段着でお墓の前に立ち、手を合わせる

2026.09.13 文・川崎 誠

お彼岸にお墓参りへ行こうと決めて、ふと「何を着ていけばいいのだろう」と迷う。喪服ではないはずだけれど、Tシャツにサンダルで行っていいものか。そんな相談を受けることがあります。

この記事では、お墓参りの服装の考え方をまとめました。法事や納骨のように僧侶や親族が集まる日と、家族だけで手を合わせに行く日では、答えが違います。ここでは後者、普段のお墓参りの話です。

普段着でいい理由

お墓参りに服装の決まりはありません。喪服が必要なのは葬儀や法要で、お墓に手を合わせに行くだけなら、清潔な普段着で構いません。

大切なのは、お墓の前に立つ気持ちと、周りの人への配慮です。派手すぎず、動きやすく、汚れてもいい服。その三つがそろっていれば、それで十分です。

避けたいもの

肌の露出が多い服。タンクトップや短いパンツは、墓地では虫刺されや日焼けの面でも不向きです。

強い香水。お線香の香りと混ざりますし、隣で手を合わせている人の気になることがあります。

殺生を連想させる毛皮や動物柄、また大きな文字やイラストの入った服は、避ける人が多いです。決まりではありませんが、親族と一緒に行くなら無難にしておくと安心です。

色については、黒でなくてはいけないということはありません。白や紺、グレー、ベージュなど落ち着いた色なら、何色でも構いません。

足元がいちばん大切

服より気をつけたいのが靴です。墓地は砂利道、段差、石段、濡れた石の上を歩きます。山あいの墓地なら、斜面や土の道もあります。

サンダルやヒールは避けて、歩きやすいスニーカーか、底が滑りにくい靴を。雨の翌日は石が滑るので、なおさらです。

掃除をする日は、水がかかっても平気な靴だと安心です。長靴は大げさに見えますが、山の墓地では実際に役に立ちます。

掃除をする日の格好

お墓の掃除や草取りをするなら、服装は「作業ができる格好」が優先です。汚れてもいい長袖と長ズボン、軍手、帽子。膝をつくので、ズボンの膝が汚れる前提で。

きちんとした服で手を合わせたい場合は、掃除を先に作業着で済ませ、着替えてからお参りする方法があります。車で行くなら、車内で着替えれば済みます。

掃除の手順は「お墓の掃除のやり方」、草取りは「お彼岸前のお墓の草取り」の記事に書いています。

季節ごとの注意

夏は、帽子と飲み物と、通気のいい長袖。お墓は日陰が少なく、九月のお彼岸でも昼は暑さがこもります。つなぐの始まりも、夏のお墓参りで家族が軽い熱中症になった出来事でした。

冬は、石段や日陰の石が凍ることがあります。滑りにくい靴と、手袋。お線香に火をつけるとき手がかじかむので、手袋は着脱しやすいものを。

春と秋のお彼岸は、朝晩と昼の気温差が大きい時期です。脱ぎ着できる上着が一枚あると助かります。

遠方から向かうとき

新幹線や飛行機で向かい、そのまま親戚の家に寄る、という日は、お参りの格好と食事の格好を兼ねる必要があります。落ち着いた色のシャツにパンツ、歩きやすい靴。これで両方に対応できます。

掃除までするつもりなら、軍手と薄手の作業用の上着を一枚、荷物に入れておくと、その場で羽織って作業できます。

つなぐのお参りでは、服装の心配はいりません

つなぐは広島県内のお墓へ伺い、清掃とお供えをしたうえで、ビデオ通話でご家族とご一緒にお参りする会社です。掃除はこちらで済ませてから通話をつなぐので、ご家族は自宅や施設から、いつもの服のまま画面の前で手を合わせていただけます。お参りの様子は写真と動画の「お参りのご報告」でお届けします。

よくある質問

問:ジーンズで行ってもいいですか。——答:構いません。破れたものや派手な加工のものでなければ、動きやすくて向いています。

問:子どもの服装はどうすればいいですか。——答:普段着で大丈夫です。走り回れる靴と、汚れてもいい服。墓地は段差が多いので、足元だけ見てあげてください。

問:納骨や法事のときは。——答:その日は僧侶や親族が集まるので、喪服か、それに準じた黒や紺の服が基本です。この記事の内容は、家族だけで手を合わせに行く普段のお墓参りについてです。

まとめ

普段のお墓参りは、清潔な普段着で大丈夫。避けたいのは露出の多い服、強い香り、派手な柄。いちばん大切なのは足元で、歩きやすくて滑りにくい靴を。掃除をする日は作業ができる格好を優先し、季節に合わせて帽子や上着を。

服装で迷って足が止まるより、いつもの服で行くほうが、ずっといいお参りになります。

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